今日はツワブキの紹介です
11月頃から年末にかけて花を咲かせる下草です。
大ぶりのつやつやした葉っぱが特徴で古くからお庭の中によく利用される植物です。
日陰でも日向でも場所を選ばずに育つので気軽にいろいろなところに使えますし
年中みどりの葉っぱが地上部にあるので、
「少し濃い緑で引き締めたいな」なんて場所にピッタリ
おまけに大株になりボリュームが出る、割にはいろんなところに広がったりしないので
庭師にとってはお庭の中の優等生ですね
っが、優等生過ぎるのか・・・・・、まぁ、地味ですね。
世の優等生に怒られますかね
年中地上部に葉っぱの有る多年草というのは
冬の寒さ、乾燥など厳しい環境にに耐えられるように
葉が比較的肉厚であったり硬かったり、色が濃いものが多いですね
つまり、どうしても地味目な存在になってしまいまうのです。
そんなツワブキが注目されるのが、この晩秋から冬にかけてです。
花の少ないこの時期にひときわ明るい黄色の花を咲かせるのは
やはり目を惹きますね。
ツワブキもそうなのですが晩秋に花を咲かせる植物は「キク科」が多いような気がします
いわゆる菊花展にあるような花では無い庭の中の花
ツワブキをはじめノコンギク、シオン、ヒヨドリバナなど
晩秋のキク科の花は、秋の空気と相まって、
綺麗でおとなしく、少し切ないような雰囲気を持っていて好きです。
・・・・・?
それって地味ってこと?
「いえいえ、やさしくて儚げ、少し切ない」
秋の雰囲気にぴったりです。
暮れ行く秋を。
秋の花と焼き芋とともに