COLUMN

2021/12/22

テントウムシとアブラムシ

テントウムシとアブラムシの写真

年末のお庭屋さんは大忙し

 

お正月までにお庭をきれいにしたいという方が多いので

この時期はずっと剪定作業をしています。

 

この季節に庭のお手入れしていると時々目にするものがあります。

テントウムシの蛹

、、、、ちょっと、苦手な方はすいません

 

 

なんだろう?見たことありますか?

 

大体、ウメの木についています

 

 

これ、実はテントウムシのサナギの殻

つまり繭なんです。

結構な数ですよね

 

 

そして、ウメの木にこれがある時に必ずと言っていいほど在るものが

 

ルビーカイガラムシ

 

はい、こちらも苦手な方にはすいません

 

「タマカタカイガラムシ」

といいます。

お庭にウメの木がある方にとっては見たことがあるものかもしれませんね

 

梅の幹、枝について栄養をもらって暮らしている生き物です

たくさん付いていると木の元気が無くなってしまうこともあります。

 

そしてこれ中々にしつこい。

退治できないんです。

表面が蝋のような物質で覆われているため

薬剤を散布しても効かないんです。

お客さんに「どうしたらいいですか?」なんて聞かれるんですけど

手袋をつけて幹をこすって取るか、歯ブラシなどでこそぎとってください

なんてアドバイスしています。

 

それでも中々ムズカシイ。。。

一度きれいにとってもすぐに増えてしまいます

 

しかし、薬剤を散布せずに何年かおいておくと

 

来るんです

 

 

テントウムシ

 

 

正確にはアカホシテントウといいます

こちらはナミテントウ

ナミテントウ

こちらはナナホシテントウ

 

 

アカホシテントウはタマカタカイガラムシが大好き

たくさん食べてくれるんです。

テントウムシが現れるとことごとく食べつくしてくれます。

タマカタカイガラムシ

少し見えにくい画像ですいませんが、

クリっと丸い穴が開いているの分かりますか?

これがアカホシテントウが食べた跡なんです。

 

一度5月ぐらいにアカホシテントウの羽化したての場面に遭遇したことがあります。

羽化したてのアカホシテントウは全身黄色いからだなんですが、

黄色い軍団がウメの木の葉っぱにチリヂリになって行く様子を見ると

カイガラムシ食べる隊!出陣ジャー!!

って雰囲気で頼もしい姿なんです。

食べられたタマカタカイガラムシはカサカサに乾いて

ポロポロとれちゃいます。

 

ああ、これでこのウメの木は安心だなって思うんです。

 

すごいなぁ、人海戦術。ならぬ虫海戦術。

ローラー作戦です

 

たのもしい

 

人間が知恵を絞って作った薬を撒いたりするよりもずっと

小さな生き物がただ生きていることが

 

なによりも効果的なんですよね

テントウムシは効果とか考えてないんでしょうけど。

 

秋のお手入れの時にこのアカホシテントウの殻を見つけて

穴の開いたタマカタカイガラムシの亡骸を見ると

 

そのメクルメク生き物のやり取りを想像して

小さなガッツポーズをするんです。

(アカホシテントウ贔屓です)

 

生き物が身の回りにいる暮らしって

 

いいなぁ

アマガエル

 

青木作庭舎