COLUMN

2015/12/01

柊の写真

冬も本格的になってくる11月終わりから12月くらいに

柊(ヒイラギ)の白い花が咲きます。

ヒイラギの白い花

 

 

とっても小さくて、まぁ、、、地味な方ですかね

でも、とってもかわいらしい

そしてこの花、とっても良い香りがするんです。

 

 

それもそのはず、ヒイラギは初秋に街じゅうを秋の香りに包み込む

「金木犀(キンモクセイ)」と同じ「モクセイ科」という仲間なんです。

 

キンモクセイふたたび  ←こちらもチェック

キンモクセイって朝新聞を取ろうと玄関を開けると

「あっ、今年も咲いたな」ってすぐわかる

特徴のある甘い香りですよね。

 

ヒイラギはキンモクセイの花の香りとは少し違って

もっと優しい甘さ、「ギンモクセイ」に近い香りです。

清楚で、王道な花の香り。

 

 

 

うん?わかりにくいですか?

 

うん、表現しづらいです、うまく伝えられない。

 

こればっかりは嗅いで見ないと・・・・。

今ちょうど咲いていますので、ぜひ見つけてくださいね

 

背丈はそんなに大きく無くて、小さいものは4,50cm

大きくても2m程度の低木です。

愛知県周辺の庭の中では定番!、て言うほどでは無いですが

特別めずらしいと言うほどでも無い木ですかね。

 

お庭の中だと北東や南西、

つまり鬼門、裏鬼門のところに植えられていることが多いです。

 

理由はやっぱりこのとげとげした葉っぱでしょうか?

 

ヒイラギの葉っぱとげとげ

鬼を払う力が有るとされている木で

節分の時に鬼が嫌うということで玄関前に飾ったりもしますよね。

 

 

しかし、このヒイラギ、香りとしてはあまり遠くまで拡散させる力は無いようです。

キンモクセイと違って、あまり大きくならないというのも理由でしょうけれど、

そばに近づかないとにおいがわかりません。

 

人間でも香水の強い人、いますよね

本人が去った後の部屋で

「あっ、さっきまで○○さんいたでしょ」

ってわかる人。

 

あれ、キンモクセイです。

 

 

 

それに対してヒイラギはというと

 

普段香水つけるような感じの人にはとても見えないけれど、

ふとしたとき時、何かの拍子で距離感がグッと近くなった時に

 

「ふわっ」

 

と良い香りがする人いますよね。

 

あれ、「ドキッ」として「クラッ」っときちゃいます

 

あれ、弱いんです。

 

なんなら時々、男友達にも「ドキッ」っとしちゃうことも有ります。

 

 

あっ、誤解の無いようにしてください、そういうつもりじゃないんです。

なんの言い訳だ?

 

 

 

なんの話だったっけ?

 

 

そう、ヒイラギってそんな感じです。どんな感じだ?

 

 

 

もう一つ誤解の無いように、

僕、キンモクセイも大好きです。

むしろ、花の中で一番を争うほど好きな香りです

キンモクセイふたたび

 

 

ほんとです。

 

 

 

 

なんの言い訳だ??

 

 

 

ヒイラギ、見つけてくださいね

ヒイラギの葉っぱ

青木作庭舎