COLUMN

2020/11/01

アンティークの石畳

アンティークの石畳の写真

去年作ったお庭のアフターケアにお伺いしました。

去年の5月頃に完成した大府市のお庭ですが、

コロナの影響もあり、アフターケアにお伺いするのが少し遅くなってしまいました。

 

通常は伸びてきた植物を剪定したり、枯れてしまった植物を植え替えたり

なのですが、こちらのお庭は大きな植木はアオダモの株立ちが一本

その他は背の低い下草類がほとんどです。

 

アオダモ株立ち

 

アオダモの株立ちもまだもう少し大きくなって欲しいですね。

っという事でさわらず。

 

今年は夏の終わりに暑さと日照りが続き、

ここ愛知県ではアオダモの葉が焼けているところが多く、

あまりきれいな紅葉が期待できなさそうですね。

 

 

 

 

大府市の庭

 

こちらのお庭はヨーロッパで昔から使われていた石畳の素材を使ったアプローチが

ポイントになっています。

砂岩系の石なのですが、色々な色味があってとっても素敵です。

 

一年経つと色も落ち着いてきてかなりいい、自画自賛。

下草のリピアやタイムが石畳の上にも広がってきて良い感じです。

 

奥に見える花壇は幡豆石の小端積みです

幡豆石は一年くらいたつと石に錆色がのってきて、風合いが増します

こちらも良い感じにお庭に馴染んできた感じがしますね。

 

自然素材の良いところは、年を重ねるごとに、

どんどん良くなっていくところですよね

こういう素材を使っていきたいですね。

 

 

 

アフターケアの方は

特に問題も無かったので、

 

「何かお困りのことございますか?」

っと聞くと、

 

「そうですね、、、、そう、そういえば」

 

っという事で

 

大府市の庭

 

こちらのデッキ。

 

勝手口が道路側の面にあるので、景色になって、使い勝手も良くて、家族で座れて

ってことでデッキ上の小さな濡れ縁のように作りました。

お子さんが兄弟でここで座って遊ぶそうです。

イイですよね。

工事中もたくさんお話したなぁ、今日も会いたかったなぁ。

 

ってことで、こちらを・・・・。

 

大府市の庭

 

こんな形に

 

 

うん?

何か変わった?

 

ですよね

 

まちがい探しみたいです

 

よくよくご覧あれ。

勝手口との位置関係を。

 

 

 

そうなんです30cmほどずれているのです。

 

当初は勝手口から降りるとき危なくないように

動線方向に長く取っていたのですが、そこをずらして。

 

 

これによって・・・

 

自転車置き場

 

こんな形が可能になったという訳です。

 

スペースが限られる中、屋根のある部分を使いきれるように。

これでお子さんの自転車も横に並べられるようになりました。

 

使ってみて初めて気づくこともたくさんありますよね。

これが設計をする難しさであり、面白さでもありますよね。

 

見て、使って、さわって、楽しい庭を作りたいものです。

 

これからもどんどん良くなっていくと良いですね。

 

 

青木作庭舎