自然風の庭にもっともよく合い、青木作庭舎では 頻繁に登場する材料でもあります。
長野県の恵那地方、中津川周辺で採掘される石材です。昔からよく使われる石なのですが 表面は多孔質で「ブツブツ」しており独特の風合いがあります。その風合いは柔らかく、ぬくもりがあるため落ち着いた雰囲気を出したい時に使います。
大きさも握りこぶしぐらいの物から10トン以上あるものまで揃えられるため、
「景石」「野面積み」「崩れ積み」など様々なシーンで使うことができます。さまざまなシーンで使うことが出来るということは、 庭全体で統一感がとれ大変重宝します。
和風の庭はもちろんのことですが、
自然味のある庭にするときには、現代の住宅にも大変相性の良いものだと思います。
僕はこの石と出会ったのはさかのぼること30年以上前、
小学校の校庭に並べられていたのを鮮明に覚えています。
「なんてブツブツした石なんだろぅ~」と思いました。
それほどこの地域ではありふれた素材だったのかもしれませんね。
木曽石は結構硬くて、ノミやコヤスケがあてにくい
思ったラインに綺麗に割れることが難しくて
叩いて叩いて叩きまくって、
「よし、もうすぐ形になるぞ!!」
っと思ったあたりで、真っ二つに「パッカーーーン」と割れることも幾度となく・・・・。
頑固一徹。
そんな石ですね