COLUMN

2019/10/10

グランドカバーのいろいろ

グランドカバーのいろいろの写真

今日はグランドカバー植物のおはなしを

 

10年以上お手入れに伺っているお客様のお庭のグランドカバーが

とっても素敵なんです。

グランドカバー

 

色々な種類の植物が混ざり合って緑のカーペットのよう

 

 

アジュガ

アジュガ

春先に紫やピンクの花を10cmくらいの高さで搭のように立てて咲かせます

 

 

リピア

リピア

春先から秋口まで長い間ピンクの花を咲かせます。

 

オキザリス

 

オキザリス

球根性で色々な種類があります。この種類は葉っぱがすごく小さくて肉厚

白い花を咲かせます。

 

今の季節は花が少ないですが、季節によってそれぞれが可愛らしい花をつけて

庭を彩ります。

花が無くても色や形が色々で見ているだけで楽しいです。

このグランドカバーの中でテッポウユリ、アガパンサス、クリスマスローズなどなど

少し背の高い宿根草もがバランスよく自然な雰囲気で。

 

 

このお庭のような雰囲気にしたくて何度も参考にさせていただいています。

しかしながら、ただ植物を植えれば良いという訳ではなく

バランスよく間引きをしたり、必要のない雑草になってしまう植物を

見分けて、取り除く。

お家の方の知識と感性のバランスがとても素敵なことが大きいのでしょう。

 

 

 

しかしながら、今年は少し様子が違います。

 

ゲンペイギク ペラペラヨメナ

 

 

ゲンペイギクですね

エリゲロンとかペラペラヨメナなんて名前でも呼ばれます。

 

ペラペラヨメナ…、

 

なかなかの名前ですよね。

 

こちらもグランドカバーとして使い勝手も良く

いい感じのやわらかい雰囲気になりますね。

 

 

しかしこれが…、

ペラペラヨメナ、ゲンペイギク

 

かなりモサモサなんです。

道になっているところにもモサモサ

アジュガなどが埋もれてしまうほど。

 

お客様のご要望で少し除草して減らすことになりました。

 

 

しかし色々なものが絡みあい、ムズカシイ。

リピアとの違いなんてほとんど分からない。

 

どうして今年は…、と考えると、思い当たるんです。

 

 

実は2年前にお庭にあった大きなメタセコイアを

伐採したんです。

 

様々な理由だったのですが、

遠くからでも見えるような大きなメタセコイア。

 

これが無くなり、日当たりや乾燥具合が変わって来たのでしょう。

おそらく庭の中でも一番最初からあったであろう木。。

 

切った次の年には感じなかった変化

 

 

先程、お家の方の知識と感性のバランスと言いましたが

木や草、色々な物が庭を作る要素であり

バランスを担っているんだなぁ、っと。

 

 

僕ら庭師が出来ることはあまりに少ないですね

 

 

 

 

いやっ、責任逃れをしようとしているわけではないのですが

 

 

青木作庭舎