日増しに冬らしさが増してきますね
今年は暖かかったせいか、紅葉もずいぶん長く(というか遅く)
楽しめているようで
そんな冬のある日、豊田市でも旧藤岡町の辺りに行ってきました。
2年前まで我が家の近所にあったお気に入りのカフェが閉店してしまったのですが、
それが今年の11月に豊田市で再オープンしたとのこと。
以前と少しも変わらないおいしいランチ&コーヒーを楽しんできました。
よく行っていたお店なのですが、特にお店の人と仲が良いわけでもないのです。
っが、なんだか古い友達にあったような嬉しい気分でした。
その帰り道、旧藤岡町にある県営の「緑化センター」に寄ってきました。
とっても広い公園のようなもので、さらに試験場やらお勉強をするような場所もあるところ。
なつかしい、
独立したての頃、そこであった造園の設計の講習会なんかに行っていたこともありました。
広い公園内はまだまだ紅葉も見ごろ
人もまばらでのんびり、
紅葉狩りはこうでなくっちゃ。
こちらは一足先に紅葉のピークを過ぎた
メタセコイア
落葉する針葉樹って日本ではあまり多くないのです
(っといっても中国原産の木なのですが)
やはりのびのびと育っているメタセコイアは美しい
綺麗な三角形。
そして、よく似た仲間なのが
「ラクウショウ」
もっと早く完全に落葉後
こちらも落葉針葉樹
(こちらはメキシコ原産のようです)
この二つ、葉っぱだけを見ると瓜二つ!
メタセコイア
ラクウショウ
落ち葉でスイマセン
葉っぱだけではなかなか判別が難しいのですが
葉っぱの付き方が「互性」か「対性」かという事で見分けがつきます
・・・・・・なんじゃそれ?
ですね。
それはまた今度の機会に説明しますね。
まあ、樹皮や実なども特徴が違って分かりやすいのですが、
何より大きく違うところが一つ。
それがこれ
こけしのような、朽木のような、こんなものが「ラクウショウ」の根元に有るんです。
実はこれ「気根」といって根っこの一部なんです。
なぜこんなものが出来るかというと、
この木、本来沼地に生える木なのだそうです
沼地はご存知のように地面が水浸しのような状態のところで、
とっても通気性が悪いので、根っこはすぐに腐ってしまい
生息できる植物は決まってきてしまうのです。
ましてやこんな高い木になればなおさら
そうなんです、この気根、根っこが空気を吸うために発達した
と言われているのです。
なんだかシュノーケルみたいですよね
木の根っこにとって、空気ってとっても大切なんですね。
だから、みなさんも木を植えられたら水やりが大切なんですが、
「水のやりすぎ」にも気をつけてくださいね。
さもなくば、庭中に「気根」が生えてきて鍾乳洞みたいになってしまいます
ウソです。普通の木は気根は出せません。
だから「根腐れ」を起こして枯れてしまうのですね。
やりすぎてもやら無すぎてもダメ、むずかしいなぁ