この季節、庭師さんたちは剪定作業で大忙しの季節です。
今日も薄曇りながらさわやかな風が吹いていい気持ち。
この季節は剪定の時、今まで作ったお庭の様子をみるのも
楽しみのひとつなんです。
今日お伺いしたお庭は土壁のあるお庭です。
施工はたしか2007年ですから8年前ですね。
8年前の土壁の様子です
これが、8年経って
こんな雰囲気。
うーーん、良い感じです。
ガルバリウム鋼板の壁の今風のお家なんですが
不思議ととっても家の雰囲気ともマッチしているように思います。
思い出します。
このお庭は僕が土壁を作った初めての現場なんです。
駐車場最優先で、家と駐車場との間が1.8mほどしかないスペースでの庭作り。
道路からの視線を遮りたいという役目と
奥行きのない庭で圧迫感ので無いように、雰囲気を出す。
やったことは無いが、これしかない!っと思い設計にいれました。
少し変わった工法を採用したので、上手く作れるか不安でしたが、
「うまくいかなかったら何度でもやり直しします。ぜひやらせて下さい」
ってな感じでおはなししたら、
快くOKをいただきまして。
8年経った今も壊れずに立っています。
この先もきっとずっと大丈夫そうです。
っというか、8年前には想像していなかったほど
良い雰囲気になっている気がします
これを機に庭の背景に土壁を入れるというオプションを一つ手に入れて
何度か作らせていただくことになった記念すべきお庭です
若い庭師の挑戦を快くお許しいただいたお客様に感謝ですね
雨だれの落ちるところは微妙に土が流れていますが、
これもまた趣きあるのではないでしょうか?
年々良い感じでまるで「時を刻みこんでいる」ようです
これからどんな変化をしていくのでしょうか?
ますます楽しみです