COLUMN

2018/06/07

池と流れのある庭

池と流れのある庭の写真

池と流れのあるお庭。

 

なんとも優雅な響きではないですか?

 

なかなかそんなお庭が欲しいと言っていただける方も少ないと思いますが

そんなご依頼がありました。

 

 

・・・・っといっても一年ほど前のおはなしですが。

あくまでコラムという形をとっておりまして、タイムリーな「ブログ」とは一線を画す!

そんな決意で(?)焦らず気の向くままに書いておりますので、お付き合いを。

 

そんなお庭の紹介とせっかくなので池が出来上がる工程までご紹介していこうかと。

 

 

実はこのお客様、お家が完成したばかりで、

念願の池も業者さんに作ってもらった後だったのですが

どうも気に入らない、とのこと。

 

見に行ってみると、確かに少し貧相で、水たまりのよう。

池の水もすぐに水位が下がってしまうし、水を補給するすべもない、などなど。

 

っという事で、白羽の矢を立てていただいたのですが、

今度は失敗したくない。金魚が飼える雰囲気の良いものをというご希望です。

いろいろお話し合いを重ねた結果、もっともリスクの少ない確実な方法を選択することとなりました。

 

まずは穴掘りから。

30cm程度の深さの池を希望なのですが。

 

 

 

 

 

 

池を作る

砕石を15cmほどいれて設計のGL(グランドレベル)から90cmほど掘りました。

つまり砕石を入れる前は100cm以上掘ったわけですね。

掘ったところは作庭部分の9割くらい。ほぼ池なんじゃないか?って感じですね。

 

あっ、これ見よがしにスコップが刺さってますが手で掘ったわけでは無いですよ。

ユンボというシャベルカーのような機械で。当たり前ですか?念のため。

 

でもなぜここまで深く??大きく?

金魚じゃなくてコイでも飼うのでしょうか?

 

 

実はこんな感じで

 

池の基礎

 

こんな感じで

 

季節を感じます。テントがありますね

 

 

池の基礎

 

コーンな感じで

 

池の基礎3

 

 

こうして、

 

 

池の基礎4

 

 

池の基礎5

 

こうだー!!

 

そうなんです。コンクリートで池の基礎を作ってしまう形にしました。

 

地震が来ても沈んだり、割れたりしないように「まずは」池の土台をしっかりと。

深さの理由はおいおい出てきます。

 

型枠を固定する単管の長さと池の大きさと、掘れるスペースと

水道や排水の配管状況。

色々なことを考慮しながらの作業。

 

季節は7月下旬。

とにかく熱い。暑い

おまけに地面より低い穴の中での作業なので・・・・・、、風がない。

完全に熱中症コース。

 

 

テントと扇風機をフル活用でなんとか打ち込み完了です。

 

さて、どうなることやら。

次回に続きます。

 

青木作庭舎