こんばんは、
久しぶり、実に久しぶりの3カ月近くぶりに書いています。
今年の夏も色々ありましたが、すっ飛ばして朝晩は秋の気配が・・・・。
今日は暑いさなかだった7月上旬のおはなし。
まあ、季節を問わない話題なのでお許しを。
場所は、暑いさなかの日本一暑い場所。
岐阜県は多治見市です
何をしに行ったかというと
こちら、「多治見市モザイクタイルミュージアム」です。
2016年6月にオープンしたこの美術館、
オープン早々に行ってきました。
多治見市の笠原町は日本のモザイクタイルの発祥の地といわれており
さまざまな資料があるとか。
もちろん美術館の展示自体も興味があるのですが
この「へんてこりん」な建物にもとっても興味がありまして
この建物、「藤森照信(フジモリ テルノブ)」さんという建築家の設計した建物です。
この方、自然素材を表面の仕上げに使って
とにかくちょっと普通では無い感じの建物を設計する方で。
屋根の上や壁にニラとかタンポポとか生やしてしまったり
丸太のような長い柱の上にに茶室のようなものを作ったり
文字にしても何のことかさっぱりイメージできませんよね。
気になる方はインターネットで調べてみて下さいね。
静岡県の浜松市にある「秋野不矩美術館」や長野県は茅野市「神長官守矢史料館」
などなどいくつか見に行ったことが有るのですが
このモザイクタイルミュージアムは一番大きくて、形が独特すぎます。
3階建ての建物で、フリーハンドのアウトライン
屋根の上には
木、生えちゃってます。
・・・・・クロマツ、かな?
自由すぎる。
これ施工する人、大変だったろうなぁ・・・・。
土壁風の表面の中に見える規則正しい模様は
さまざまな磁器のかけら
モザイクタイルミュージアムらしいデザインですよね。
パッと見た瞬間思い出されたのはこれでした。
僕の持っている雑誌の1ページです
西アフリカのマリという国にある泥の壁で出来たモスクで
一年に一度必ず塗り変えられるそうです。
建物の表面に突き出た木材は土壁を塗る人が足をかけたり座ったり
土を置いたりするためのものだとか。
全体の形とかは全く違うものだけれども
どこかで影響を受けているのかもなぁ、なんて
勝手に想像してしまいました。
思い切ってすり鉢状に下って入っていく入口や
ゆったりと描く築山などもおおらかで、ちょっとドラマチック。
この方の設計するものを見ると
「誰かの考える正しいもの」に縛られることなく
もっともっと、自由で楽しくていいんだなと思わされます。
うん、2か月前に見たものですが、あらためて。
記憶の上書き、だな??
うん、タイムリーに感じたものを書く必要もないな
みなさんもぜひ、行ってみて下さいね。
展示内容もとっても面白くて、たくさん多治見市にあるタイルの会社のカタログを
お取り寄せしてしまいました(有料です)