ヤマボウシ・エゴノキ、リョウブ、サルスベリ、イロハモミジ、ハナミズキ、ソヨゴ、ヤマモモ、ツバキ、ツリバナ、スギゴケ、その他多数
油石のある風景音羽町S様邸
エリア | 愛知県音羽町 |
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面積 | 前庭30㎡・中庭16㎡・後庭17㎡ |
使用植物 | |
使用材料 | 油石、木曽石、大谷石、玉石、盃鉢、ジャワ産水鉢、ウェスタンレッドシダー(中庭・板塀) |
Sさんのお宅(セカンドハウス)は平屋作りの落ち着いた和風の家です。設計にあたり、 「あまり和風すぎず、洋風すぎず」とご希望でした。
そこで、自然でどこか懐かしいような雰囲気をというコンセプトにしました。
前庭は地元で産出する「油石」と呼ばれる石を使い、最低限の土留めになればという感じで素朴に石を積み上げました。少しインパクトをということで玄関前に小さな流れがあるかのように石を組みました。全体にヤマボウシ、エゴ、リョウブといった株立ちの木々でさわやかにまとめました。
中庭は中廊下に面し家の中から一番目に付くので、一枚の絵になるように、シンプルで品のある構成で。木曽石と苔と紅葉の美しさを出せるように作りました。一年目に張った杉苔から徐々に色々な種類の苔がが増えていき、木曽石の石張りの目地もしっとりと苔に覆われてきており、侘びた雰囲気が出ています。家の縁取りに施工した土と石灰を叩きしめた「三和土(たたき)」も寂び色が出てきてまさに侘び寂びの世界になっています。
後ろの庭も細長いスペースながら油石と小さな水鉢でまとめました。