モッコク、オガタマノキ、ハナミズキ、サワラ(生垣)など
木曽石のテラスのある庭日進市S様邸
エリア | 愛知県日進市 |
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面積 | 主庭80㎡ |
使用植物 | |
使用材料 | 根府川石(積み石)、木曽石(敷き石)、御影板石サクラ色(玄関前アプローチ)、インド砂岩(門塀) |
Sさんのお宅のお庭。
南側が開けた見晴らしの良いお庭。最初は家からその南側に向かって下りの傾斜のある少し不安定な気持ちのする勾配がありましたので、まずは家から離れるにしたがって上がっていくように地割をして、立体感を出すデザインにしました。
段差は根府川石をS字を描くように積み上げ緑の木々の足元をきりっと引き締め景色にしました。
とっても景色は良いのですが、奥にマンションが見えるので、リビングやダイニングからそれが気になら無いように大ぶりなモッコクを植えこみました。
そして何といっても足元に田んぼや畑の広がるその景色を堪能できるようにと木曽石を敷き込んだテラスを作りました。地面を上げたことによって既存のフェンスが低くなってしまったので、テラスの中に木材で手すりを作りました。柱はウェスタンレッドシダーで耐久性を、手すりの部分は耳付き(表面の皮が付いていた丸い部分)のヒノキ材でざっくりとした風合いに。
クリアーに近い浸透性の油性塗料を塗り耐久性と自然の風合いの両立を図りました。
玄関周りは30cm角の板石を門壁にして、足元に植栽を。天然の板石ならではの風合いを年を経るごとに感じさせてくれます。
駐車場の回りはサワラの生垣でさわやかな雰囲気にデザインしました。
普段のお手入れのたまものだとは思いますが、苔との相性が良い庭らしく、作庭から8年経った今(2015年)、木曽石の敷石には苔が生え始め美しい姿を見せています。